母の着物

2014/10/10 mito

今日のテーマは「ニガテ克服」。

私の身長166センチとちょっと。母の身長162センチ弱。

体型も似ている私と母は、着物のシェアが可能です。

 

なので着物用の箪笥には二人の着物が混在していて、いただきものや祖母のものも沢山。

 

今回は以前からかわいいな〜とは思っていたものの、

袖を通してみると渋すぎて、一度もこの着物で外出したことがなかった母のこの着物。

 

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素敵!

ですがド渋い。

これをできるだけ可愛く着たいなと悩みました。

 

カワイイ!といえばレース!

ってことで半襟は水玉のカボチャ色がベースにレースが重なっているもの。

 

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かわいいですね。

半襟はもっともっと沢山コレクションしたい。

 

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そして帯。今回は「やさしくかわいい」を目指したので、

私の手持ちで多いちょっと個性的でばちっとした色味のものはすべて対象外。

この帯は金糸ギラギラ。

いまいち。

 

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次。

織の開き名古屋。かわいいけど、ちょっと渋いでしょうか。

 

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ほんのりピンクな格子がかわいい。

これにしました!

 

そして次は帯締め。

 

 

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合う!けれど、少し合いすぎる。

実は使いたい帯留めはすでに決まっているのです。

 

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彩りアスファルトi-029

 

kimito七宝焼き帯留め ”彩りアスファルトシリーズi-029” です。

 

個性的で異素材な存在感がありますが、色を使用していないためちょっとインパクトにかけます。

帯留めに強い色が無いので帯締めはポイントになる色がいい。

 

となると緑と白の縞は無難すぎますね。

 

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そしてピンク。

着物や着物小物を自分で買うようになってから初めて買った帯締め。

このピンク、買った当時は「なんでこんなの買ったんだっけ?」

と自問自答するほど、私にとってはなじみの無い色でした。

 

ですが最近出番が増えています。

着物は洋服以上に趣味が変わる。というより

見え方が、捉え方が変わってくる。

楽しいですねえ。

 

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たまに帯留めを付ける場合の、帯締めの処理はどうするの?

という質問をうけますが、簡単です。

普通に前で結んで

結び目をお太鼓などの中にぐるっと回します。

残って遊んでいる紐が長い場合は、二本合わせて帯締めに捻りつけます。かんたん。

 

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完成!

 

帯揚げをすっとばしてしまいましたが、

しぼのついたインドシルクのスカーフです。

 

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トルソーへの着付けは、コーディネートの腕が問われますね。

人が着る場合は髪型、メイク、その他アクセサリーで言ってしまえば

”ごまかし”がききます。

 

ですがトルソーのみはそうはいかない。

着物、着物小物のみでの純粋なコーディネートです。

 

でも私はトータルコーディネートのほうが好き。

洋服でも和服でもアクセサリーでも帯留めでも、人がまとって完成だと思うのです。

 

今回のコーディネートは、髪は茶色がかった艶のあるゆるめに三つ編を

首に近い下の方の位置でくるくるねじってまとめて、後れ毛は少なめに、でもゆるっとした雰囲気で、

お化粧は、アイメイクは薄めに、チークをオレンジピンクでしっかり入れて、、

などと架空のかわいいこちゃんでの妄想が捗りました。

 

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トルソーに着せて、写真を撮って、、本当に独り言が多くなります。

この角度かわいい!とか

この皺!!とか、ぶつぶつ。

 

楽しいです。