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七宝焼きデザイナー紹介

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プロフィール

kimito

植木未斗
七宝デザイナー
1990年生まれ。東京都出身

書道家の両親の元、幼少より書の教育を受ける。
16歳の時、七宝焼に出会い、その無限大の表現方法、一発勝負に賭ける緊張感に強く惹かれ、この技法と共に表現者としての道を歩み始める。

2009年 表参道グループ展参加
国分寺にて個展開催
赤坂プリンスホテル正月イベント参加
2010年 自由が丘にて個展
日本七宝指導者協会協会展奨励賞最年少受賞
2011年 一年間のドイツ留学
Kelkheimにて芸術イベント参加
Berlinにてグループ展参加
日本七宝指導者協会協会展アイディア賞受賞
2012年 中目黒にて個展開催
日本七宝指導者協会協会展奨励賞受賞
2013年 帝国ホテル正月イベントにて七宝焼講師として参加


コンセプト

kimito

七宝焼きの定義は、「金属板にガラス質の釉薬を焼き付けたもの」
七宝焼きという技法は、完成図に沿ってマニュアル通りに制作していくより、感じたことを瞬時に表現することによってその技法自体の魅力が引き出されると、私は考えます。それ故、出来上がってくるモノは非常にスポンテニアスな要素が大きく、完成形が決まっていると創造意欲が削がれてしまう私の性格にぴったりです。今では、まるで初めから私の身体に七宝焼きの為の空間が存在していたかのようによく馴染んでいます。

伝統ある技法ですので、しきたりを重んじ、型に捉われ制作する作家が多い中、私は伝統工芸だからこそ、七宝焼きと言う技法を自分の個性を最大限に引き出せるツールと考え、自由な表現が必要だと思います。

モノ作りの中で技法の上達は必要不可欠ですが、作品に込める自身の感性や人生観により重きを置き、私にしか表現出来ない世界を大切に制作しています。


活動する理由

kimito

モノの良し悪しを選ぶ判断基準が、どうしても大衆メディアによって発信される情報に左右されてしまう現代、大多数が良いとするものには確かに安心感や信憑性が備わります。しかし、そういった世間体を捨て去り、自分の感性で探し当てたモノ、選んだモノと生活を共にすると言うことは、何事にも代えがたい大きな喜びに繋がるのではないでしょうか。

私の手がける作品は、現存している七宝焼きの技法を様々な方法で組み合わせることで成り立っています。
七宝焼きを突き詰めていくと、最終的に残るのは【金属とガラス】
究極まで研ぎ澄まされた、物質の美しさに向き合った時、もっとも大切なのは柔軟な心と変化を受け入れる探究心。その成果として生まれる作品に一番始めに対面できる喜び。その瞬間こそが作家冥利に尽きる、まさに醍醐味です。
伝統的な技法を継承したいという強い想い。そして、その想いと同じくらい七宝焼きをもっと自由にしたい。それが七宝焼きを愛する私の願いです。

七宝焼きのおかげで、創造への探求心と自分を定義づける主体性に出会うことが出来ました。次は、私の創造するものを通じて、皆さんが大切なものに出会うキッカケを作っていけたら。そんな幸せを夢見ながら制作に没頭しています。


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