七宝焼体験イベントレポート

2013/01/04 mito

作家の未斗です。

 

3日間の七宝焼体験イベントが終わり、私にもお正月がやってきました。

 

さて、少し振り返ります。

今回のホテルさんに出入りさせていただくのは初めてだったため、1日目はわりと緊張感もあり。探り探りな感じではありましたが、お客様の反応もよく無事に終える事が出来ました。

2日目。友達や知り合いが沢山遊びにいらしてくれて、楽しい日でした。

ですが夕方になぞの私の涙袋が腫れる事件が起き、お客様にも心配されてしまうなんてこともあり。その日のうちに腫れは退いたのですが、疲れと緊張からだったんですかね。

そして3日目。

2日目に引き続き体調はかなり悪かったのですが、「先生また来ました!」なんて言ってくれて、体験を連日してくださるご宿泊のお客様も少なくなく、このイベントに参加してよかったなーと心から感じ、ありがたかったです。

 

なにはともあれ、足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました!

年の初めにお顔を拝見できて、嬉しかったです。

 

先程、ホテル側からイベントを企画してくれた人の元にわざわざ電話があり「アンケート結果の前ですが七宝焼とサンドブラストは特によかったと評判でした。ありがとうございました」との連絡が入ったらしく、

イベンターのかたも伝える電話の声が弾んでいて、私も達成感!!

やりきってよかった。

 

今日は昨日までの疲れもありぶっ通しで寝ていたのですが今、じわじわと喜び溢れてきました。

 

 

普段、私は自分自身の作品を作るために制作していて、「日本七宝指導者教会会員」ではありますが出来うる限りは自分の作りたい物の為に技術を駆使したいなあと願っています。

ですが今回のイベントのように、単発で講師をつとめる事は日頃制作しているうちに忘れていきがちな大切な物を呼び起こしてくれます。

まずは七宝焼の難しさとおもしろさ。

経験が無い方の制作過程をみていて、今は当然のようにできるけれど、確かに私も始めた当初はここで苦戦していたな〜なんてことを思い出したり、

初めて「七宝焼」という物に出会った人にたいしてどんなものなのか、どこがおもしろいのかと言う事を説明することによって、説明しながら改めて心の中で「なんて面白いんだ七宝焼!」とばんざいしたり。

そしてときどき、私自身の経歴に興味を持ってくださるかたもいらして、そんなときはまだ人生振り返るには早すぎる年齢だとわかりつつ、年甲斐にも無くいろいろあったなあなんて思い出したり。

そうそう、若いというのは武器にもなりますが人によってはマイナスにもなるので歳を聞かれても答えるのには躊躇しますよね。特に今回のように格式高いホテルですと「若い事」=「未熟」、「ふさわしくない」となる場合もあるとおもうので。

最近はあまり感じなくはなりましたが、まだまだ不自由だなーと自分の年齢に仕事の際には不満を覚えます。

 

とにかく、今回のイベントは良い経験でした。

作品の展示は許可が下りていたのでアクセサリーや壁面作品を飾っていたのですが気に入ってくれた方もいて、個展の時は是非伺います!なんてお言葉をちょうだいすると何回目でも慣れないですよね。嬉しくって涙ちょちょぎれです。

 

何事も実感する事。

イメージだけでもなく、経験だけでもなく、何かをして、感じる事。それがきっと人間作っていくんだと感謝の毎日です。

 

文末にはなりましたが、2013年になりましたね!

明けましておめでとうございます。

本年も、Sidewayをどうぞよろしくお願いいたします。

 

皆様にとっても、皆様らしく過ごせる1年になりますように。